マグロ漁で違法放置
[ 330字|2015.1.5|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
マグロ漁の本場のミンダナオ地方ジェネラルサントス市で、「マグロ一本釣り漁業協会」のゴンザレス組合長は、違法なマグロ漁が後を絶たたないのは取り締まりの態勢に問題があるからだと批判した。
会長によると、現行の法律では500グラム以下のマグロの幼魚の捕獲を禁じているが、漁業水産資源庁に届け出をしていない大型漁船が、大きな網を使って幼魚をごっそり捕獲しており、協会としては困っていると明らかにした。また漁の現場で取り締まりが行われておらず、違法操業が放置されていると批判した。
漁業法改正案が国会で可決され、違法操業の罰金が異常に多額として漁業者から抗議が出ていたが、違反を取り締まる法執行態勢にも問題ありとの指摘が新たに出ている。(12月29日・スター)