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1月5日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 642字|2015.1.5|社会 (society)|ハロハロ ]

 2014年のウマ年はやはり、日本や世界のあちこちで大事件が頻発した「波乱の年」であった。2月にはロシアがウクライナ東部のクリミアを併合、緊張が高まった。3月には乗員乗客239人が乗ったマレーシア航空機が行方不明に。7月、同じマレーシア航空機がウクライナ上空でミサイルによって撃墜された。クリミア危機の余波だった。飛行機事故の悲劇は年の瀬になってまた起きた。東南アジア最大のマレーシアの格安航空エアアジア機が12月28日、気象不良でジャワ海に墜落、乗客ら162人が搭乗しており、遺体の収容が始まっている。

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 日本も14年は「波乱の年」に終始した。8月20日、時ならぬ局地的な豪雨が広島市を襲い、土石流が深夜、住宅を押し流し、死者74人を出す大惨事に。9月27日には御嶽山が噴火、雲仙岳噴火の犠牲者を超える戦後最悪となる火山災害となった。噴火が起きたのは休日の正午ごろで、頂上からの紅葉見物に向かった多くの登山者に死者・行方不明者が出た。

 去年1月だった。英字紙で古代中国の12干支(エト)を専門家が詳しく解説していた。ウマ年については大波乱の起こる年とあり、そのことがいつまでも記憶に残っていた。当時は半信半疑だったが、不幸なことに的中してしまった。今年は未(ヒツジ)年。ヒツジのように、大災害の起きない「穏やかな年」になればと希望している。しかし、年の前半は、前年の影響が残り、波乱含みに推移すると不気味な予測をする人もいる。そうあってはほしくないと思う。(実)

ハロハロ