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　ミンダナオ地方ダバオ市の税関当局は今月17日、昨年９月と今年２月にダバオ港などで大量に押収されていた密輸米を競売に付すことにした。

　競売されるのは、長粒米４万３千袋とモチ米４千袋など計２千数百トンの大量密輸米。貨物船でタイやベトナムなどから食料庁の許可を得ないで港に陸揚げしようとして摘発された。中には輸入業者が届け出を怠っていた過失による摘発もあるが、すべて密輸扱いとなって押収された。

　税関は、長粒米をキロ当たり最低でも27ペソ、モチ米を同49ペソで売却したいと希望しており、クリスマス前に６８００万ペソの臨時収入を得たい考えだという。入札を希望する業者は、競売の少なくとも２日前には税関に参加届けを出さなければならない。（８日・スター）