洞窟がシェルターに
[ 316字|2014.12.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
台風ルビー(22号)が襲来した中部ビサヤ地域の北イロイロ州のカルレス町では、台風ヨランダの高潮被害に懲りた多くの住民たちが6〜7日、家族連れで洞窟(どうくつ)の中に避難するケースが相次いだ。
カルレス町の島のバランガイ(最小行政区)ガビでは、142家族が島にある洞窟で一夜をすごした。ガビの公立高校の女性校長であるレオネスさんが、洞窟の奥の小高い斜面に寝転がって休んでいる子供たちの写真を新聞社に送ってきた。
また別のバランガイの北ギガンテスでは、島内に点在する洞窟に150家族が避難し、無事に台風の被害から逃れることができた。北イロイロ州ではこのほか洞窟に避難した者が数十家族単位であちこちにあった。(8日・ブレティン)