フィリピン鷲を目撃
[ 325字|2014.10.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
絶滅寸前のフィリピン鷲がこのほど、東部ビサヤ地方のサマール島の深い森の中で2回にわたって目撃され、環境天然資源省の地方事務所スタッフを歓喜させている。
同事務所のレオナルド・シバルカ所長によると、新たなフィリピン鷲の目撃は、東サマールのタフト森林野生保護区で9月19日から10月4日までに、森を探査中のフィリピン鷲保存財団とフィリピン大の合同チームが2回にわたって体験しており、ビデオでの撮影にも成功したという。
フィリピン鷲はミンダナオ島ダバオ市の森の保護センターで飼育されているほか、ルソン島にも生存情報があるとされるが、銃で撃たれたとみられる1羽が死体で最近見つかるなど、保存運動を進める関係者を失望させていた。(14日・ブレティン)