鉱山で地元おこし
[ 319字|2014.8.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方北スリガオ州にあるフィレックス鉱山会社の現地子会社は同州の職業訓練センターを通じ、失業に悩む人々や学校を中退して遊んでいる若者を対象に、鉱山の掘削だけでなく、電気技師や溶接技師などの専門的な職業訓練を支援しながら、同鉱山への雇用増大を積極的に進めている。
北スリガオ州はニッケルなどの鉱物資源が豊かな土地柄で知られているが、同訓練センターは6階建ての約7800平方メートルという立派な施設。公共の施設と民間会社が協力し、長年の貧困問題に取り組むことで地域再興を進めるモデルケースになると同鉱山は指摘している。
今年4月現在で同子会社には従業員800人が勤務、その85%が地元の住民という。(1日・ビジネスワールド)