科学的な農業開発計画
[ 321字|2014.6.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
世界銀行と国連食糧農業機関(FAO)が地方の役所を巻き込んで、科学的な価値分析を基にした「フィリピン地方農業開発計画」を立ち上げようとしている。
この計画は予算275億ペソをかけ、特産の農産物にしぼって栽培インフラ整備や生産性を高めていくという。具体的には農道建設や、加工施設の整備などの効率性を価値分析して総合対策を行うほか、農産物の地域特化をどのよう進めるかも科学的に価値評価していくという。
対象はミンダナオ地方で、サンボアンガのゴム、北ミンダナオのココナツ、ダバオのカカオ、中部ミンダナオのキャツサバ、カラガのアバカ、イスラム教徒自治区のパームオイルとバナナ。いずれも栽培農家を中心に指導する。(28日・ビジネスワールド)