空港の安全対策を
[ 320字|2014.1.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
昨年末、マニラ国際空港で起きた銃撃事件で、巻き添えをくって犠牲になった1歳6カ月の男児の葬儀が4日、ビサヤ地方西ネグロス州バコロド市内で営まれた。父親で海外就労中だったアマルソロ・エストエスタさんの帰国を待って行われたもので、一人っ子を失った父親は終始、沈痛な面持ちで葬儀に臨んだ。
この事件では、ミンダナオ地方南サンボアンガ州ラバンガン町長ら計9人が死傷したが、男児と一緒にいた母と祖母も負傷した。
葬儀に出席したバコロド市のレオナルディア市長は、「空港の乗降客は常に、こうした惨劇に巻き込まれる恐れがある」と指摘するとともに、監視カメラを設置するなどの安全措置を早急にとるよう、政府や空港当局に訴えた。(7日・ビジネスワールド)