マリク探しに1ペソを
[ 321字|2013.10.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
サンボアンガ市街占拠事件で、政府の「終結宣言」が出た翌日から同市の住民たちが、まだ行方の分からぬモロ民族解放戦線(MNLF)の指揮官探しのため、寄付集めのキャンペーンを始めた。名付けて「マリク探しに1ペソを」。地元ラジオ局の協力もあって、初日だけで約千ペソが寄せられた。
占拠事件を現場で指揮した1人、ハビエル・マリク容疑者の行方だけが確認されておらず、住民たちは「マリクを裁きの場へ」を合い言葉に寄付集めに乗り出したという。
キャンペーン開始の翌日にはサンボアンガ市のクリマコサラザール市長が募金箱を市庁舎にも置いて、広く浄財を募ることになった。地元では外出禁止令をはじめ、散発的な戦闘も依然続いている。(1日・ビジネスワールド)