ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2013.9.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
流木家具でビジネス隆盛
1万3千ペソの元手で始めた流木家具造りを大ビジネスに育て上げた女性起業家がいる。ミンダナオ地方東ダバオ州マチ市で家具会社を営むテオドリータ・カカルさん(58)。カカルさんの作る家具は、ベッドや食堂家具、庭用の椅子まで幅広い。いずれも1500ペソ程度と格安なのが売りである。
カカルさんはデザインと売り込みに精を出し、家具作りは地元の職人にまかせた。幹線道路沿いに開いた展示店が評判となり、周辺の海浜リゾートに別荘を持つ金持ちの顧客がついた。ダバオ市内にも店を構え、恒例のカダヤワン祭りでは、期間中に約50万ペソを売り上げた。夫君は役人だが、定年退職後は家具を運ぶトラックの運転手役を申し出ているという。(8月27日、ビジネスワールド)