ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2013.4.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
シニアに大盤振る舞い
セブ市は25日、選挙人登録済みのシニア市民約6万人を対象に、1人4千ペソのシニア手当てを現金で支給した。さらに7月から9月までの3カ月間、毎月2千ペソを支給する。同市シニア市民事務所が発表した。市当局は6億ペソの現金を用意し、25日午前6時から各地域の学校や支所などで配布した。
「薬代になるので本当に助かる」││孫に付き添われてマボロ小学校へ受け取りに来た66歳の男性が感謝を表明した。シニア市民から謝意を示される一方で、こうした現金給付に対し、高齢者からの得票を目当てにした選挙対策だ、との批判が一部市民から出ている。シニア手当てが2008年に制定されて以来、近隣町から同市へ選挙人登録を移す住民が増加しているという。(26日・ブレティン)