依然、手掛かりなし
[ 328字|2013.2.18|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
イスラム過激派、アブサヤフに拉致されたヨルダン人の安否について警察は依然手掛かりをつかめていない。ヨルダン人はアラブ首長国連邦のドバイに本拠を置くアル・アラビヤ放送局のマニラ支局長。昨年6月、フィリピン人カメラマンら2人と共にスルー州で拉致された。比人2人は2週間前に解放されたが、ヨルダン人に関しては2人が生存を証言したものの、スルー州警察本部は目撃情報も所在情報もつかんでいない。
未確認情報によると、ヨルダン人は身代金の権限がらみで他のグループに身柄を移されたという。アブサヤフに攻撃を仕掛けたイスラム最大勢力、モロ民族解放戦線(MNLF)のマリク部隊長は「人質はスルー州内で拘束されているとみて捜索を続ける」と声明を出した。(13日・スター)