ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2013.2.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
被災者に偽就職仲介
ミンダナオ地方コンポステラバレー州のウイ知事はこのほど、昨年12月に大きな被害を出した台風パブロの被災者の窮状につけ込んで、甘い就職話持ち込んでだます仲介業者が暗躍しているとして、注意を呼び掛けた。
ウイ知事によると、ある被災者に最近、州内での就職を持ちかけたところ、南ダバオ州ディゴス市の養鶏場で月収1万ペソ、住宅と食事付きの仕事が見つかったと断ってきた。ところが、実際に行ってみると、養鶏場はなく、月収3千ペソで養鶏場を建設する仕事だったという。
ミンダナオ地方北部、カラガ地域を中心に約80万人が台風パブロで住宅と職場を失っており、国連もこのほど、支援資金の大幅増を発表したばかりだ。(8日・ビジネスワールド)