ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2013.2.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
賠償より正義を
ビサヤ地方西ネグロス州ラカステリャーナ町で民間人8人が射殺された事件で、比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)が責任を表明し、偶発的事件として被害者遺族に賠償金支払いを申し出た。遺族らは「金より正義を」と訴えている。
遺族はNPAの申し出に落胆を表明。バランガイ(最小行政区)治安要員だった夫を殺された主婦は賠償金の申し出を拒否、「金より正義」を求めた。別の主婦は「殺された夫の財布から現金9000ペソがなくなった」と犯行を非難した。事件は1月27日、ラステリャーナ町を通行中の車両をNPAが襲撃、民間人8人と警官1人が殺害され十数人が負傷した。警察は現地NPA20人を容疑者と特定、殺人、殺人未遂容疑で送検した。(6日・スター)