干ばつの恐れ
[ 318字|2012.10.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方南コタバト州政府の当局者によると、エルニーニョの影響で同州は2カ月以内に、深刻な干ばつに見舞われる恐れがある。このため、州政府は農民にコメやトウモロコシの植え付け時期を変更するよう呼び掛けるなど、対策に乗り出した。
前回は2009年末から10年半ばにかけて、ミンダナオ地方を含むフィリピン各地で干ばつが起きた。ミンダナオ地方では、水力発電所の機能が低下した結果、電力供給が半減、多くの地域で1日12時間の停電が起きた。
今回、特に深刻な影響を受けそうなのが、アラー川の水利に頼る南コタバト州の7町。州政府当局者は雨が降らなければ、これらの町では農民は収穫を期待できないだろう、と述べた。(4日、ビジネスワールド)