ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2012.8.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
大学もスカーフ禁止
カトリック教会が運営する高校がイスラム教徒女生徒にスカーフ(ヒジャブ)の着用を禁止し、問題になっているミンダナオ地方サンボアンガ市で、今度は、私立の名門サンボアンガ大学が同様の禁止措置を決めた。禁止対象は目だけを残し、顔面と頭部全体を覆う「ニカブ」と呼ばれるスカーフで、頭部だけを覆う ヒジャブの着用は引き続き認められる。
比イスラム教徒国家委員会によると、大学側の決定を受けて、すでに十数人の女学生が講義に出席できなくなった。1人の女学生は成績表の引き渡しを拒否されたという。同委員会は大学側に禁止の解除を要求した。大学側は「大学だけではなく、女学生当人にとっても、安全上の問題がある」と反論した。(14日、インクワイアラー)