ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2012.8.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
コブラにかまれる
ビサヤ地方セブ市のセブ動物園でベテランのヘビ飼育ベンテゥーラさんが体長約150センチのフィリピン・コブラにかまれ、市立病院に搬送された。同病院にも、市内の他の病院にもコブラにかまれた際の解毒剤がないため、ベントゥーラさんは心肺停止状態に陥った。
ベントゥーラさんは長年、ヘビの扱いに慣れており、13日、動物園の敷地内でコブラを見つけると、同僚の制止に耳を貸さず、つかみ取った際、左手首にかみつかれた。ベントゥーラさんはひるまず、コブラをつかみ続け、動物園内の安全な場所に運んだ。
その後、呼吸困難で病院に急送された。問題は、動物園内にも市内のどの病院にもコブラ毒の治療薬がなかったことで、今後、批判の声が出そうだ。(17日、ブレティン)