ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2012.8.6|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
BPOが突然閉鎖
ビジネス・アウトソーシング・ビジネス(BPO)産業がもてはやされる中で、ビサヤ地方セブ市に本社を置く米国系コールセンター、ディレクト・アクセス社がこのほど、事前通告をしないまま、事業を閉鎖し、600人を上回る社員が失職した。
計640万ペソの給与や各種手当てが未払いとなっており、労組側は政府にこれら従業員を救済し、BPO産業の労働環境を改善するよう要求している。
労組によると、ディレクト社が事業を閉鎖したのは7月30日。労組は米国に住む経営者との電話による団体交渉で、事態の解決を目指している。
労組側の話では、BPO産業の労働実態は、過労死を招きかねない超過勤務など劣悪で、早急な改善が求められるという。(3日、スタンダード)