ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2012.7.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
サマール島に新道路
フィリピン政府はビサヤ地方のサマール島で、総工費2億1400万ドルを投入し、総延長220キロの新道路網を建設する。今年9月に着工し、2016年5月に完成する予定だ。工費は全額、米国から供与される無償借款で賄われる。
工事責任者のルドルフ・アリアス氏によると、政府の「二級国道開発プロジェクト」に基づく事業で、完成すれば、サマール、東サマール両州の1市9町が新道路網で結ばれる。アリアス氏は「サマール州は全国で最も貧しい州の一つ。新道路網が完成すれば、物流が改善し、交易と商業の発展が期待できる」と語った。
心配は雨による工事の遅れ。新道路網が予定通り完成しなかった場合は、米国に借款を返済しなければならない。(6月27日、インクワイアラー)