ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2012.7.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
初の人権憲章が発効
ミンダナオ地方イスラム教徒自治区(ARMM)のハタマン知事代行はこのほど、イスラム・ミンダナオ条例228号に署名した。同条例は「人権憲章」として知られ、基本的人権の保護を定めた国内法と国際法を順守し、独立した人権委員会を設置する、と定めている。
国政レベルでは、1986年、当時のコラソン・アキノ大統領が出した大統領令に基づき、人権委員会が創設されたが、自治体が独自に同様の委員会を設置するのは初めて。ARMM立法議会(24人)は6月、同条例を採択し、ハタマン知事代行に送付していた。
自ら人権活動家でもある知事代行は、紛争が多発する自治区の現状を考えると「人権憲章の制定は遅すぎるぐらいだ」と述べた。(6日、タイムズ)