ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2012.7.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
虐待禁止条例を採択
ビサヤ地方のセブ市議会は家庭内で子供の虐待を禁止する条例を採択した。条例は子供を殴ったり、蹴ったりするのを禁止しているのはもちろん、体罰として髪をそること、耳をひっぱること、ひざまずかせることなども禁じている。
さらには、子供に対する言葉による暴力や養育を放棄する行為も禁止された。違反者は最高で罰金5千ペソと禁固6カ月以上の刑を科される。条例採択に賛成したレア・ジャプソン議員は「条例は親が子供のしつけをする権利を奪うものではない。自分の子供だからといって、殴りつけるべきではない」と語った。
2005年に実施された調査によると、フィリピンでは、85%の子供が家庭内で体罰を受けたことがある、と答えている。(28日、インクワイアラー)