ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2012.7.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
今度はカメの珍種
昨年、世界最大のワニが捕獲されたミンダナオ地方南アグサン州のブナワン町で、今度は、柔らかい甲羅を持つ絶滅危惧種の珍しいカメ「ダナタ」が見つかった。地元の漁師がアグサン湿地自然保護区にあるミハバ湖で漁をしていたところ、漁網に入った。
捕獲された「ダナタ」は体幅38センチ、体長51センチと大型のオス。柔らかい甲羅は茶色で、腹部はピンク色から白色をしている。4本の足の先には鋭い爪が付いている。捕獲した漁師のディラグさんは「カメはすごいスピードで、湖水の底の方へ潜って逃げようとしていた」と話した。
地元自治体によると、このカメは「ダンタ」あるいは「パウィカン」とも呼ばれ、淡水に生息しているが、絶滅の危機に直面している。(28日、ブレティン)