ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 311字|2012.4.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
土地争いで避難
ミンダナオ地方コタバト州で、土地争いが絡んだ武力衝突により少なくとも270世帯が居住地からの避難を強いられている。
国軍によると、衝突が起きたのは同州カルメン町で、モロ・イスラム解放戦線(MILF)とモロ民族解放戦線(MNLF)両派の支持者の間で、3月18日から散発的に銃撃戦などが続いている。もともとは長年にわたる土地争いが発端という。
今のところ死傷者は出ていないが、住民の保護のため国軍歩兵部隊が出動し、警戒に当たっている。同スポークスマンは、「MILFとMNLFの上層部に呼び掛けて、何とか穏やかに問題を解決したい」と話している。同町には28のバランガイ(最小行政区)がある。(27日、ビジネスワールド)