ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2012.2.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
カジノに強硬反発
イロイロ市では昨年12月、地元有力者が比娯楽ゲーム公社(PAGCOR)と市当局から、新たに電子カジノ施設を開設する許可をとりつけたが、カトリック教会側がこれに強硬に反発している。
歯に衣を着せぬ発言で知られるオソ司教は、「ギャンブルは、国民の道徳を破壊し、汚職をはびこらせる」と極言した。さらに1993年のカトリック司教協議会(CBCP)の文書を引用し、全てのギャンブルを批判。フィリピン大学ビサヤ市キャンパスでも、電子カジノまがいの遊戯が行われれているとした。
昨年末の市当局による電子カジノ施設開設許可をめぐっては当初、マビログ市長が知らぬ間に施設が一時オープンしたと報じられるなど、いわくつきの経緯がある。(14日・ブレティン)