ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 311字|2012.2.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
竹の効用を見直し
ミンダナオ地方カランガ地域では、洪水防止や気候変動に対する竹の効用があらためて見直され、地域住民の間でも竹の植林が進められている。環境天然資源省の複数の専門官は、竹はとりわけ雨期の土壌浸食を防止すると太鼓判を押す。同省カランガ地域事務所のシバルカ所長によると、管内の町村では、首長が地域住民に率先して竹の効用を説き、町村民が川の土手や崖地などに植え付けを始めたという。
竹は一酸化炭素を吸収することから、専門官らは気候変動対策にも役立つと助言している。さらにシバルカ所長は、竹の箸や家具など比から日本や中国をはじめ東南アジア諸国への製品輸出に触れながら、竹が地元産業の振興にも一役買えると説く。(13日・ブレティン)