ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2012.2.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
酔っ払いコウモリ観察
ダバオ市沖のサマール島では、8日から2週間にわたり、「酔っ払いコウモリ」の生態を観察できる催しが開かれている。果実食の大コウモリの生息地としては、世界最大と言われ、推定で200万匹が地下の洞窟を住み処としている。明け方、洞窟に戻ってくるコウモリたちは、ココナツの果汁をたらふく吸って地面をよちよち歩き、時にはつまずいて転んだりもする。
コウモリたちは洞窟に入る順番を待つため、付近にある5本のマンゴーの木にぶら下がる。洞窟の持ち主で保護財団創設者でもあるモンフォルト氏によると、「酔っ払う」のは雄に限られるという。
今回の催しは国連環境保護計画(UNEP)などが、2011〜12年を「コウモリ年」と定めた記念行事の一環。(8日、ブレティン)