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　ダバオ市の農務省地方事務所は、干ばつや洪水に強いコメの品種の試験栽培に取り組んでいる。干ばつに強いとされるのは、ＲＣ11と呼ばれる品種で、南ダバオ州が主対象。来年４月には収穫が予定されている。

　一方、洪水多発地域の北ダバオ州を想定して栽培されているのは、ＲＣ１９４で、ともにその成果が期待されている。パラワン同事務所長によると、農務省では最新技術を駆使し、気候変動に耐えうる新品種の改良に取り組んでいる。

　北ダバオ州では近年、多くのコメ農家がバナナ栽培プランテーションへの転換を図っており、政府のコメ農家への補助金支出などがないと、転換はさらに進むと地元では危惧されているという。（５日、ビジネスワールド）