ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2011.10.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
臓器移植フォーラム
西ミンダナオ医療センター(WMMC)主催の臓器移植フォーラムがサンボアンガ市で開かれ、臓器提供に関心を持つ市民や、移植を待つ患者を抱える家族、医療関係者らが参加した。席上で、WMMCのミッチェル・アブタジル博士が脳死を宣告された患者の臓器提供についての現状を説明。首都圏から出席した腎臓移植の専門家らが、臓器提供者の適格性、提供方法の問題点などについて論議した。
同博士によると、サンボアンガ市だけでも腎臓移植が必要な患者は1千人にのぼる。WMMCは、同センター独自に初の腎臓移植を行うことを目指し、厚生省の認可が下りるのを待っているところという。一方で同博士は、腎臓病の専門医師が同市には5人しかいないとも明かした。(25日、ブレティン)