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　ドリアンといえば、果物の王様。ところが今年は、ミンダナオ地方ダバオ市内の店頭で売られているのをみても、１キロ当たり70〜１００ペソと高め。店頭ではドリアンを買い求める客に言い訳をする店員の姿が目につく。同市農業事務所のレオナルド・アビラ所長によると、「ドリアンは隔年生で、去年は当たり年だったため、今年は収穫量が少ない」という。

　マンゴーやランブタン、バナナなど他の果物は豊富に出回っており、値段も手頃だが、果物の最盛期は今年はこれからだとか。既に地元では盛大に収穫祭を祝った後だが、アビラ所長は最盛期がずれ込んだ理由を「今年は４月から５月に大雨が降り、乾燥期がなかった。それで遅れた」と説明している。 （８月30日、ビジネスミラー）