ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2011.8.22|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
警察指揮権を剥奪
国家警察委員会(Napolcom)は、ビサヤ地方東ネグロス州の市長から、市警察の指揮権を剥奪する措置を決定した。対象となったのは同州エスカランテ市のメルシオ・ヤップ市長で、共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)と「親密な関係」と殺人事件への関与疑惑が、その理由という。
Napolcomは、決定文書の中で「共産分子との親密さや、犯罪集団への物資支援は、市民の利益に反するばかりでなく、国家や地方共同体の平和と秩序をないがしろにする」と非難している。
これに対してヤップ市長は、挙げられたような疑惑を全面否定するとともに、指揮権を剥奪された市長は前例がなく、弁明の機会も与えられていない、と抗議している。(16日、スター)