ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 331字|2011.7.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
歩行者取り締まりで要望
ダバオ市で信号無視の歩行者取り締まり強化が始まったのに際し、ドゥテルテ副市長が取締官に違反者の取り扱いに配慮するよう要望した。
同市では1992年に市議会が条例を改正し、歩行者の信号無視を犯罪とみなすとともに、罰則も強化した。初犯は100ペソの罰金で、再犯は講習会への出席、3度目の違反は社会奉仕活動が義務づけられる。罰則に従わなかった場合、裁判にかけられる。
同副市長が市長だった時には、違反者を警察署に連行する際、警官の扱いが不適として問題になったことがある。
今回の要望は、こうした過去の事例を踏まえたもののようで、同副市長は「法を厳しく適用するのに何の問題もないが、違反者を困惑させるような扱いは困る」と話している。(同28日、ブレティン)