ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2011.6.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
礼拝堂が代用教室
教室、教員の不足という長年の懸案が解決されぬまま6日、中部ビサヤ地域では一部で礼拝堂やバランガイ(最小行政区)役場を代用教室にして新学期の授業が始まった。教育省中部ビサヤ事務所のデュラゴン所長は公立小学校、高校で約150万人の生徒が約2カ月の夏休みを終えて登校したと述べた。
「教室、教員不足は長年の懸案だが、だからといって生徒の新学期登録を妨げることがないよう校長たちには督励した」と同所長は言う。学校当局は教室不足解決策として午前と午後の2部授業を実施する例もあるという。953人の教員が新たに配属されたが、増加する生徒数には対応できず礼拝堂やバランガイ役場を代用教室としながら、新校舎の建設を待つとしている。(7日・ブレティン)