ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2011.4.18|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
子ども兵根絶に努力
子ども兵の根絶に取り組んでいる国連から特使としてコーマラスワミー女史が来比し、ミンダナオ地方の反政府組織と精力的に協議を続けている。共産党系の民族民主戦線(NDFP)との協議では、国連側の主張が賛同を得てNDPF側も努力を約束した。比人民軍(NPA)の兵士の採用にあたっては出生証などの提出は求めておらず、地域の長や両親の承諾だけて行っているのが実情という。
世界的な人権団体などにより1998年に設立された「子ども兵を禁止する同盟」の報告(2008年版)によると、NPAでは7500人の兵士のうち5分の1が未成年で、モロ・イスラム解放戦線(MILF)では、兵士1万人のうち135人が子どもとされている。(12日、ビジネスワールド)