ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2011.4.18|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
パナイ島民に警告
フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)所長のレナト・ソリダム博士はこのほど、ビサイヤ地方イロイロ市で開かれた西ビサイヤ災害削減協議会に招かれて講演し、パナイ島における地震の歴史を振り返るとともに、万一に備える危機管理計画が欠かせないと強調した。
それによると、パナイ島では17世紀からこれまでに、少なくとも12回の大地震が起きており、なかでも最大は1948年のマグニチュード(M)8・3の地震だった。
ソリダム博士は「地震が起きたのは、まぎれもない事実であり、島民は地震だけでなく津波のような災害にも備えなければならない」と話した。
また博士は、島民が災害に対処できるよう、情報の公開と訓練が必要とも訴えた。(12日、ブレティン)