ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2011.3.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
日本人旅行者減を憂慮
セブ市では、東北大震災によりフィリピンを訪れる日本人旅行者が激減するのではないかなど、大震災の影響を憂慮する声が相次いだ。市内のホテルで開かれたフォーラムで、前観光省地方事務所長のジョセフ氏は、日本人は、こうした大災害の後には「旅行を控える」傾向があると話した。1年間に比を訪れる日本人は約30万人。
観光業だけでなく、セブ州の輸出入にも影響が及ぶのではないかと見るのは、マンダウエ市商工会議所のメンドーサ会頭。特にマクタン経済加工区(MEPZ)は日本への依存度が高く、組立部品などの到着遅れが心配される。MEPZ進出の比企業の中には、日本に事務所を構えているところも多く、今後の日本経済の動向にも目が離せないという。(16日・ブレティン)