ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2010.12.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
シンガポール企業と提携
セブ市の水処理化学大手のマクタン・ロック・インダストリーズ社(MRII)は、シンガポールの建設大手トン・シン社と提携し、合弁企業を立ち上げる契約に調印した。出資比率は、MRIIが60%、トン・シン側が40%。
新会社のディノポール社長によると、狙いは首都圏とセブ市の慢性的な水不足の解消で、シンガポール側の支援を得ながら新技術を導入する。
最も期待されているのが海水の淡水化で、実用化すれば「アジアで初」と、同社長は意気込んでいる。
「現状では水道管の工事には、いったん水の供給を止めなければならないが、新技術の導入で、中断しなくても済むようになる」と、同社長。工場を持つ企業には、便利になるはず、と、もくろむ。(24日・ブレティン)