ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2010.12.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
独立の英雄を回想
北サンボアンガ州ダピタン市は、独立の英雄リサールが流刑に処せられた地として知られる。リサールは、この地で4年間、眼科医を開業するかたわら、土地の子どもたちを集めて学校をつくり祖国の再建を自ら志した。
同市では、今年で5回目になる「ハンドロー(回想)祭」の準備に大わらわである。リサールが処刑された30日まで3日間開かれる祭りは、ミサから始まりパレード、リサールに関するセミナー、農産品展示会などが企画されている。もともとリサール没後110年を記念して回想祭が始まった経緯がある。
同市の観光担当、アゴロングさんによると、リサールの流刑は、比史の偉人と同市をつなぐ架け橋となり、観光振興にもつながっている。(24日、ビジネスミラー)