ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2010.12.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
イラン向け輸出は可能
このほど開かれた比とイランの合同諮問会議(JACM)を受けて、比外務省は米国の対イラン制裁措置にかかわらず、イラン向けのバナナ輸出は可能との見解を明らかにした。
同会議でイラン側が強調したのは、イランのバナナ輸入業者がドバイにある銀行に口座を開設するための信用状を入手できないことだという。
比から中東向けバナナ輸出のうち、約半分がイラン向け。ミンダナオ地方のバナナ輸出業者らは、制裁措置の影響で対イラン輸出が止まり大減収となった、として政府の善処を求めてきた経緯がある。
ところが、今回の外務省見解では「輸出は可能」というだけで具体的な方策は示されず、JACMの中身も詳しく明かされなかった。(6日、スター)