ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2010.11.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ナス新種めぐり論争
新種のナスが人体に有害かどうかをめぐって、このほどフィリピン大学ミンダナオ校で開かれた公開セミナーで、熱い論争が繰り広げられた。
このナスは、土中のバクテリアを利用して害虫がつきにくい品種に作り変えられたもので、フィリピンでは数十年にわたり作られてきた。
公開セミナーでインドのバルガバ博士は、人為的に作られた新種が認知されるためには、人体への影響を調べる30のテストを受けなければならないとし、この新種はその条件を満たしていない、などと注文を付けた。
これに対し、比大ミンダナオ校のユフォミオ研究員は、比では長期間にわたる生産実績があり、同校の実地試験でも人体への有害性は認められなかった、などと反論した。(11日、ビジネスワールド)