ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2010.11.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
在米比人に支援要請
イロイロ市のマビログ市長は、水道施設などを持たない貧困家庭を救済するため、海外在住の地元出身フィリピン人に支援を求める方針で、手始めに近く訪米する予定。
同市では、水道や井戸など給水施設を持たない貧困家庭がかなりの数にのぼる。しかもこうした家庭は、がけの真下など危険な場所や洪水防止施設の建設予定地にあることなども分かった。
そこで同市では、こうした家庭を移転させるため候補地を用意したが、候補地があるバランガイ(最小行政区)の大半は水道の本管から離れており、敷設工事には莫大な経費と時間がかかる。
とりあえず候補地に浅い井戸を掘る計画で、市長は寄付集め行脚のため、まず米国のシカゴ、メリーランドなどを訪ねる。 (10日、ブレティン)