ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2010.11.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
狂犬病撲滅の島目指す
ダバオ市の対岸にあるサマール島が、島ぐるみで狂犬病撲滅を目指している。厚生、農務両省の後押しを受けて、先週末にアイランド・ガーデン市内のホテルで同市が発表した撲滅プロジェクトによると、2015年までに同島から狂犬病を一掃する計画。
このプロジェクトについて、農務省家畜課のメルカド博士は、同島が海に囲まれて狭く、アクセスも限られていることなどから、実現の可能性は高いと話している。
一方で、目標の実現には新たに島内に持ち込まれるペット犬が狂犬病予防のワクチンを接種しているかどうか、厳正なチェックが必要とも述べた。同島には現在、約1万5千頭の犬がおり、このうちワクチンを接種しているのは52%といわれる。(9日、ブレティン)