ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2010.10.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ウンカが大発生
農務省によると、パナイ島の4州中、イロイロ、カピス、アンティケ3州で、イネの害虫ウンカが大発生し、収穫への影響が懸念されている。
9月末現在、被害報告は3州で計2700ヘクタールに及び、中でもイロイロ州が最もひどく、約1330ヘクタールで被害が報告されている。
この種のウンカはアジアの主要米生産国であるタイ、ベトナム、中国などで多く見られ、強い偏西風に運ばれてパナイ島にまで到達、広がったとの見方が出ている。
イネに張り付いては、その汁を吸い取って枯らしてしまうウンカ発生が続けば、同島での米生産が減少する恐れが高まる。農務省の地元事務所は米作農家に農薬の有効利用を呼び掛けている。(9月28日・サンスター)