ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 304字|2010.9.6|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
省エネ住宅促進を
電力不足が顕在化しているダバオ市でこのほど、地元の建築家たちが太陽熱や雨などを有効活用する省エネ住宅の建築を促進するよう市当局に提言した。
これに対し住宅建設企業などの関係者からは、建築費用の20%増が避けられないと消極的な意見が出るなど、省エネ住宅の普及には曲折がありそうだ。
提言によると、住宅の電力は太陽光発電で賄い、水も雨水をためる装置を設置、さらに、住宅の構造も風通しの良いデザインにする。
建築家たちは省エネ住宅建築が費用増につながることを認めながらも、長期的に見た場合、天然資源を活用したほうが安上がりになるだけでなく、環境保全にも役立つと指摘している。(2日・ビジネスワールド)