ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 311字|2010.9.6|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
発生源の完全除去作戦
サンボアンガ市がこのほど、デング熱ウイルスを運ぶ蚊の発生源となる水たまりを完全除去し、健全な環境づくりを目指す作戦を開始した。
同作戦を陣頭指揮するアグブロス衛生局長は2日、衛生局職員らを前に、「(ウイルスを媒介する)ネッタイシマカなどの発生源となる水たまりを徹底的に取り除く」と言明、さらに「サンボアンガ市からデング熱感染者をこれ以上出さないとの意気込みで取り組んでほしい」と檄(げき)を飛ばした。
今年1〜8月の間、同市での感染者数は1755人に上り、前年同期の708人に比べ2倍以上と深刻化している。これに伴い死者数も既に20人に達し、前年同期の8人を大きく上回っている。(2日・サンスター)