ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2010.5.24|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
水占い師が頼り
エルニーニョ現象がもたらす干ばつが、セブ市で一段と深刻度を増している。このため同市は総額360万ペソの予算を計上、特に影響のひどい山間部で掘り抜き井戸づくりに乗り出すことを決めた。
予定される井戸は全部で18カ所だが、特徴は井戸を掘る場所を「水占い師」の一言に頼ること。この占い師は80歳になるチョレン・レガスピさんで、オスメーニャ市長直々の指名。
レガスピさんは山間部を歩きながら、「ここに水源あり」と指さし、井戸掘りが始まるという。井戸は深さにより4種類あり、一番浅い30メートル井戸で経費は約12万ペソ。最も深い70メートルもので約23万ペソ。水確保に向け、果たしてレガスピさんは救世主になるのだろうか。(20日・サンスター)