ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2010.5.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
バナナ産業にてこ入れを
外貨を稼げる農産物の代表であるバナナの輸出をさらに拡大させるため、ミンダナオ地方のバナナ生産者・輸出業者連盟がこのほど、政府に一層の支援提供および輸出先拡大策の実施を要請した。
同連盟によると、マレーシア、インドネシア、ブルネイの周辺諸国が現在、相次いでバナナ産業育成に乗り出し、生産者向けインフラ整備をはじめ各種のインセンティブを与えている。
3カ国のこうした動きに危機感を高める同連盟は、従来は独壇場だった比産バナナの輸出が縮小しかねないと懸念、政府がバナナ産業育成に向けてこ入れするよう要求。具体例として、韓国が最近、バナナ輸入を増やしていることを指摘、官民による輸出拡大策の導入を求めている。(6日・ビジネスワールド)