ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2010.5.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
海藻養殖拡大を計画
ビサヤ地方での海藻収穫量が減少する中、ダバオ市の海藻産業協会は、同市沖のサマール島で海藻養殖を拡大する計画を進めている。同島タンボで養殖に成功したことを受けたもので、同協会は将来的に、サマール島を「海藻の島」に育て上げたいとしている。
同協会のアン氏は、サマール島での試験養殖の成功を強調、その上で、「養殖関係者の意気込みは強く、拡大できる要素がそろっている」と期待を寄せている。
同協会は既に同島沿岸海域のうち1千ヘクタール相当を海藻養殖場候補に挙げ、島内30カ村の漁民らが養殖計画に参加可能と踏んでいる。
同協会では試験養殖場での海藻いかだを近く10倍に増やし、結果を見た上で拡大方針を決めるという。(28日・ブレティン)