ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2010.1.25|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
仕入れ先の多角化図る
セブ市は海藻処理産業の拠点として知られるが、ここ数年、同処理業界の悩みのタネは国内産海藻の生産量が減少していること。対応策として考えられたのが、アフリカのザンジバル、タンザニアからの海藻輸入。
業界大手のシェンバーグ・マーケッティング社はこのほど、両国から初めてとなる海藻輸入を開始し、約100トンが近く到着するという。
これに加え同業界が力を入れているのが、国内産養殖海藻の生産促進。白羽の矢が立てられたのがミンダナオ島。サンボアンガ市にはすでに海藻業者15社が養殖に取り組んでおり、昨年11月に種付けしたのを今年中に収穫できるとしている。海藻はゼリー、食肉製品などの安定剤などとして使われる。(19日・ビジネスワールド)