ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 310字|2010.1.18|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
政敵はつぶせ
統一選(5月10日投開票)を控え、地方政治家らの間で、非難合戦が激化している。支配権をめぐるし烈な争いで、政敵追い落としのためには手段を選ばない。
セブ市はトマス・オスメーニャ現市長が3期計9年間にわたって市政を牛耳る。4選が禁じられているため、次回市長選には娘のジョージアさんを立て、一族の市政継続へさまざまな工作を行っている。
そのひとつが政敵追い落としで、このほど、長年のライバルとされるジョナサン・グアルド氏の火災被害者救済活動を禁じるなど圧力をかけた。さらに、同氏がセブ市当局を非難したのをとらえ、名誉棄損での告発も辞さぬ構え。この機に同氏の息の根を完全に止めるつもりのようだ。(11日・サンスター)