ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 326字|2009.12.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
オスメーニャ8人が出馬
ミンンダナオ地方マギンダナオ州の大量虐殺事件は比における有力一家の政治支配の実態を浮き彫りにした。政治支配は首都圏各市や地方都市などでも例外ではなく、任期終了の州知事、市長が後任に親族を出馬させるのが常だ。
セブ地域はオスメーニャ一家の牙城。9年に及んだ任期を終え、健康不安もあるトマス・オスメーニャ市長は来年5月のセブ市長選に娘のジョージアさんを立候補させ、市長自身は下院選への出馬を決めた。だが、同市長にはぼうこうがんの手術を受けるなど健康不安が付きまとう。
オスメーニャ一家からはこのほか、市長夫人のマルゴットさんがセブ市議選に、また、その息子ら2人が上院選に出馬するなど、同一家からの選挙立候補者数は8人に上った。(1日・サンスター)